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report.02

現在建築中。HACOTの家づくりを、建築現場から写真レポートしていきます。
基礎工事から完成まで、HACOTが建っていく様子がこちらでご覧いただけます。

泉南郡熊取町、HACOT・T様邸新築工事

竣工

平成26年11月吉日、竣工の運びとなりました。
7月の着工から夏を挟み、約4ヶ月。
ご竣工おめでとう御座います!

縁側

外構工事も終盤に差し掛かっています。
写真はお庭側の縁側です。

中庭の植樹

中庭への植樹が行われました。
縁側でゆっくりと過ごす時間。

HACOTは全ての部屋が中庭に面するように設計されています。これは中庭という空間で交わされる家族のコミュニケーションをイメージしているのです。

バルコニーの手摺

2階バルコニーの手摺が設置されました。 内側に向かって開放している中庭では、目隠しは必要ありません。 そこで、手摺カバーは全体が透明なポリカーボネート板を採用。安全性と開放感を両立しています。

ウッドデッキ

庭に面したウッドデッキの縁側。
こちらも外構工事が始まっています。

外構工事

建築工事が大詰めを迎えています。
このタイミングで外構工事が始まりました。外構工事とは家の周囲の工事です。上下水道・ガス管の引き込みやお庭の植樹なども外構にあたります。写真では既存の土間を撤去しているところです。

ゲート柵

これは階段にドッグゲード設置したところです。
開放しているときは壁に納まるように造られているゲート柵です。HACOTはライフスタイルに合せてカスタマイズが可能です。

手すり設置準備

手すり設置をするための下準備。写真は2階中庭の吹き抜け部分、
バルコニーのウッドデッキ部分を養生しているところです。

シャッター

2階の中庭から屋外へ繋がるシャッター。

T様邸は隣家と高低差があり、裏庭からは隣家の屋根が見える高さ、そして南東方向にむかって段々と下っている地形のため、遠くの森まで一望できる。この贅沢な眺望をいかすため、中庭から外へと繋がる空間を作るカスタマイズを施している。

クロス工事

室内ではクロス工事が始まっています。 写真の壁にある、ペンキのような白い筋や点々はクロスを貼る前の下地処理です。 釘の跡や壁の継ぎ目をパテ処理で均し、浮き出ないようにします。

足場が外れました

中庭の足場も外れました。これだけで随分と印象が変わります。写真は中庭からの吹き抜け部分。

足場が外れました

足場が外れました。写真は正面ではなく、お庭側から。建物の正面側を「閉じて」庭に向かって「開く」。施主様のこだわりが見えてくるカスタマイズプランです。

ウッドデッキ

バルコニ―にウッドデッキが施工されました。ポッカリと開いている空間は中庭の吹き抜け部分。この中庭の空間がHACOTの特徴。すべての部屋が中庭に面しており、家族のコミュニケーションの場となるように設計されています。

幣串

上棟式のときに施主様より大工の棟梁へ手渡された幣串(へいぐし)。家内安全と無災害を祈念して、屋根裏へ納められました。家のお守りとして、末永く見守ってくれます。なお、写真の周囲のモコモコしているのは断熱材です。

ユニットバス搬入

室内のボード貼りが概ね完了しました。造作棚など木工事がすすんでいます。

ユニットバス搬入

写真では分かりにくいですが、正面の箱はユニットバスです。 ガラスのむこうに浴槽が少しだけ見えています。 室内のボード貼りも随分進んできました。

ボード貼り

外壁のサイディング工事と並行して、室内の天井・壁のボード張りがすすんでいます。 写真では断熱材の外側に遮音シートを施工しています。シアタールームとして、より防音性が高くなるように、ベースプランをカスタマイズ。

サイディング工事

外壁工事が始まりました。下地材の胴縁という部材が防水透湿シートの上に取り付けられました。その上にサイディングが施工されていきます。

吹き付け断熱

お盆休みが明け、現場も再び動き出しています。写真は断熱工事の模様。乳白色の部分が断熱材。HACOTでは現場で硬質ウレタンフォームを吹き付ける「吹き付け断熱工法」を採用。

シューっと吹き付けた後、化学反応でモコモコと盛り上がって吸着するため、隙間がほとんど出来ないのが特徴です。無数の気泡を持ち、これらによる防音・吸音効果によって、外からの騒音を軽減し、生活音の漏れを防ぎます。

地盤調査

台風が過ぎ去った現場。軒天工事が入っています。軒天とは、屋根から突き出ている「軒」の裏側の天井のことです。

地盤調査

台風が近畿地区へ近づいてきたので、急遽、外壁の防水透湿シートを施工しました。これで雨が降っても大丈夫です。

屋根工事

HACOTは正面から見るとシカクですが、中庭にむかって勾配があります。緑色のシートは下地材のアスファルトルーフィング材。シルバーの屋根はガルバリウム鋼板です。ガルバリウム鋼板とはアルミニウムと亜鉛メッキで鋼板を挟むことで優れた耐久性を持った素材です。

中間検査

中間検査の結果、建築物が建築基準法に適合している場合は、「中間検査合格証」が交付されます。もちろん合格となりました。

防蟻処理

8月に入りました。大勢で一気に組み上げる上棟を終えると、当分の間は大工による木工事が続きます。そんな中、防蟻処理が施されました。

上棟式

上棟当日、朝から軸が屋根まで組み上げられ、家の形がハッキリしてきます。そして工事が落ち着く夕方に上棟式が執り行われました。上棟式とは建物の無事と工事の安全を祈願し執り行われる祭祀。一般的には大工の棟梁が中心となり執り行われます。写真の棒は幣串。弊串は棟梁によって一番高い場所に飾られます。式の後も、家のお守りとして屋根裏に納められるのです。上棟式は滞りなく閉式致しました。T様、この度は誠におめでとう御座いました。

上棟

本日は上棟日、棟上げ(むねあげ)です。棟木をあげること。この棟木とは屋根の一番高いところに配される部材。前建てと合せてたった一日で、屋根まで組み上がる様子は建築の工程の中でも特にインパクトが強い瞬間です。上棟を迎えると随分と家の形がハッキリとしてきます。そして、上棟の工事が落ち着く夕方に建物の無事と工事の安全を祈願し、上棟式を行います。

前建て

上棟を翌日に控え、クレーン車の登場です。建材が高い場所へと運ばれ、どんどん柱が建てられていきます。

根太レス工法・剛床工法

土台が組まれると、床下の断熱材を入れ構造用合板で床を作っていきます。 HACOTでは根太を使用せず、直接土台や大引に厚みのある合板(28mmを使用)を一定間隔のピッチに専用釘で取り付ける根太レス工法(剛床工法)を採用しています。これは2X4の考え方を取り入れた「横揺れ、ねじれ」に強い工法です。

土台敷き

基礎工事が終わり、大工による木工事が始まりました。まずは土台敷き。 事前に基礎コンクリートに埋め込んでいたボルト(アンカーボルト)で基礎と土台をしっかりと固定。 これは土台が地震や台風などでズレ落ちないようにするためです。 HACOTでは構造計算によって強い力がかかる場所を割り出した上で、アンカーボルトの数・配置を決めています。 

基礎完成

立ち上がり部分の型枠が外されました。基礎の完成です。 間もなく建築資材が運び込まれ 大工による土台敷き工事が始まります。

立ち上がり部分・コンクリート打設

立ち上がり部分のコンクリート打設。 HACOTの基礎巾は150mmを確保。 しっかりと鉄筋にコンクリートが被っています。

基礎の幅。これが太い程、中にある鉄筋にかぶるコンクリートの厚みが太くなります。これは基礎にとって「かぶり厚」と呼ばれる重要な要素です。なぜなら、コンクリートが中の鉄筋をサビから守っているからです。コンクリートはアルカリ性のため、酸(サビ)に対抗します。しかし、そのアルカリ性は長い年月をかけ、徐々に失い「中性化」していき、鉄筋を守ることができなくなります。したがって、かぶり厚みが少ないとその分中性化するのが早まってしまうのです。

ベースコンクリート打設

基礎コンクリートのベース部分。所々に大きめの管が埋め込まれています。これは将来のメンテナンスを容易にするための配管(サヤ管)。長期優良住宅では50年、100年の長期間にわたり使用することを前提に建築されます。100年という期間には、必ず設備の劣化、そして交換という時期が来ます。この交換を「いかに容易に行えるようにするか」といのが長期優良住宅の維持メンテナンス性能の考え方です。写真のサヤ管はコンクリートに直接、水道や下水に繋がる管を埋め込まずに、サヤを埋め込む工法。これによって将来の交換では、サヤ管の中身だけ交換することになります。つまりいちいちコンクリートを壊す必要がないのです。

配筋検査

国土交通大臣指定・日本住宅検査機構(JIO)による検査。配筋がコンクリートの中に隠れて見えなくなる前に第三者機関による検査を行います。この検査に合格したら、コンクリート打設です。

配筋

地業が終わると次は基礎工事がはじまります。写真は配筋です。鉄筋が一定の間隔に組まれています。型枠の中が白っぽくなっているのは、防湿シートが敷かれているため。これを敷くことで床下への湿気を軽減します。

地業

建築工事は地業から始まります。根切り(土地を掘り取り)、砕石を敷いています。この砕石は建物の荷重を均一に地盤に伝える重要な役割を担っています。

地盤調査

ジャパンホームシールドによる調査、スウェーデン式サウンディング試験。建物の配置される場所の4つの角と中心の5点を専用の機械で掘り進み、その抵抗値を計測します。

なぜ地盤が大事なのか。それは地盤が弱いと建物の重さに負け沈下する恐れがあるからです。沈下と言っても、建物が均一に沈むのではなく、不揃いにバラバラに沈みます(不同沈下と言います)。そうなれば、建物は沈下している部分に引っ張られるため大変なダメージを負うことになります。